カップ麺食ってしのぎます

本物をリスペクトしたカップ麺を主に追い求めてます! 商品開発に携わる方の熱意に敬愛以上のものを感じてます!

【今週のカップ麺51】 饗くろ㐂 味噌そば (明星食品)

 このところ、各メーカーさんの名店シリーズ作が目白押しで新展開ですね。しかも東京界隈の店ばかりなので、とても親近感が湧くと同時に、イメージが具体的に頭の中に浮かんでしまう。今回は、とあるローソンでゲットした、「饗くろ㐂 味噌そば」を早速食させていただきました。この店ではリアルには、塩系しか食しておらず、実は味噌ラーメンが旨いという情報は知ってはいたものの、手を出すのは後手後手に・・・・。リアルより先にインスタントを頂くとは思いもよらなかったな・・・・・。

 

 

 パッケージングは以下の通り。丼タイプの入れ物の蓋上部に微かに黒木店主のお姿を発見。とても分かりやすい表示ですね〜。たいてい、「監修」ってな文字入りで端の方に書かれていることが多いのですが、店名を思いっきりデカデカと表示ですもんね。インスタントとはいえ、自信のほどが伺えるといったところでしょうか?  ペリペリと蓋をはがすと袋が3つ。カヤク&チャーシューの1袋と、スープが2袋。スープはどちらも後入れタイプで、粉末と液体それぞれ一つづつです。何となくW味噌っぽい趣向に感じちゃいますね。

 

 

 麺の乾燥状態はこんな感じ。湯戻し時間は5分のタイプで、じっくりとふやかしていくタイプ。スチームノンフライ麺だとのこと。一時期、最新家電品で良く目にしたあの技法でしょうか。

 

 

 なんだかんだで、待つこと5分。最初のお姿はこんな感じ。カヤクのキャベツの黄緑色が全体的に柔らかい風合いを醸し出しますね。そこへ、ガサガサっと、ブニュブニュブニュ〜っと、スープを投入いたします。

 

 

 完成型は、こんな感じ。箸でスープを溶くのでグチャグチャになってしまいましたが、ちゃんと野菜もチャーシューも投入されております。下に下にと潜り込んでしまいますが。

 

 

 さてスープの味わいですが、袋から絞り出してかき回そうとする時点から、なかなかいい香りが湯気と一緒に立ち上ります。なんとなく生姜じゃないけどそれに近い風合いがありまして、味わいますと味噌麹っぽいニュアンスを感じます。粉スープの方が、溶けてしっかりとした肉厚ボディーを形成する見たいなイメージ。マットな味わいなんだけど、舌に絡み付く味噌の塩気と酸味を中々忠実に表現しています。一方の液体スープですが、こちらは動物系の脂を少しイメージするような・・・・まったりとした滑らかさを出すのにとても忠実かと。ダブルスープの配合加減がとてもよろしく、完成型は心なしかトロミを感じさせるような仕上がりとなっております。こういう濃厚タイプのスープは、あえて少しお湯少な目にしておくのが、パンチの効いた食べ方なのかもしれません。

 

 

 一方の麺は、中々の仕上がり!やはりたっぷり5分かけて戻した甲斐がありまして、インスタントの中ではとても密度感を感じる風合いがあります。太目の平打ちで軽やかに縮んでいるのが、また濃厚な味噌に良く絡むのでナイス!スパスパっとした切れ味の中に、ほのかにモッチリと感じさせる感覚を再現しています。やはり200円オーバーのカップ麺は、コストに見合う品質を感じますね〜。

 

 

 あとは具ですが、チャーシューにいたっては乾燥の一般的なやつ。おそらくこれを作っている下請け専業メーカーがあるのでしょうかね。そしてフリーズドライのカヤク野菜は、意外にしっかりと入っていた。キャベツと人参。インスタント用の具材も中々の品質でしょうか。リアルを追求するときりがないけど。  何だかんだで満足な一杯!やっぱり、猛烈にリアルの一杯が食べたくなるが(笑)。その一方で、後から水分を欲することになる。後からウーロン茶をがぶ飲み。あー旨かった。今日もごちそうさま。