こういう商品開発を仕事にしている人は、本当に憧れるよな〜。会社にはいろいろ嫌な会議があるだろうが、これを生み出すプロジェクトだったら、喜んで邁進してしまうだろうね〜。見に染みるように、生み出す製品が消費者に与える喜びがわかるもんだから。「消費者に与える喜び」・・・ビジネスでは「VALUE」っていうけれど、やはり私はこういう一般消費者向けの商品開発のほうが合っているかな〜なんて思ったりする。
そんなことを考えながら、まずはパッケージをまじまじと見てしまおう。はやりトレードマークのような黄色のカップが目に鮮やかですね〜。黒太文字で赤枠で囲まれた「千里眼」のロゴが記憶に新しい。最近のお決まりのように、店主も顔出し。新田さんもまだお若い。顔を出すとそれだけで購入者は安心感を覚えます。店主さんたちはタレント的になるのを嫌がるかたもいるだろうけど、そういう場合は、後ろ姿ってカットもありなむ。いろいろ、名店シリーズのカップ麺を眺めていると、そういう店主の感性の違いも伺えて、面白いです。
蓋をめくる。なかなかカップにしては太めの縮れ麺がババン!とお出迎え。挽肉や乾燥ネギなどは既に投入済でま、いつもと同じ光景です。
しかし具材とスープ類がこれまた盛りだくさんです。まず目を引くのは真空パックされた「もやし」。まあ本物の二郎系でマシマシってわけにはいきませんが、その心意気は十分に感じます。そして、千里眼だったら当然「辛揚」がしっかりと入っている!これだけで、この一杯は嬉しくなります! あとは、醤油ダレと粉スープなんでしょうか・・・。
熱湯を投入し4分経過すると麺顔はこんな感じ。麺だけがぽこっと浮かびあがって、なんだかこれだけでは感動が薄い・・・・。
しかし、ここから醤油ダレをぱぱーっと投入すると一気に本格的に見えてくる。続いて粉スープを投入するとなんとニンニクフレーバーが一気に高まり、「豚骨醤油」感覚が如実にでてきます。あとは適当にトッピングを袋から出して乗せて完成!
スープが意外にパンチ系ではなく、滑らかでコク深く、普通に旨い!醤油のタレが想像以上に円やかであり、また粉スープのガーリック系の香りと、塩気がゆったりと豚骨出汁に馴染むという感覚を表現しています。これはゴクゴクと飲み干せてしまう。後からのどが渇くだろうなと思ったけれども、それほどでもなく、最初から最後までマイルドな豚骨醤油感が楽しめました。
続いて麺は、これまた想像以上に滑らか〜。そして淡白なほどにスパスパっと小気味よく切れ込むタイプ。茹で置き4分タイプ。密度感低いけど、中太平打ちで縮れっぷりがいいニュアンス。スープとのからみでもすべりもよく、普通に旨いではないか。
具材のもやしは、やや水っぽいけどインスタントなら悪くない。そして「辛揚」ですが、ま、少しの分量でもあったけど雰囲気といったところか。よくカップの蓋を見てみれば、後半に投入せよとの注意があったのを無視していた(汗)。 ともあれ一気に食ってしまった平日のランチタイム。周囲にラーメンの香りが立ち込めて、少し注目を浴びてしまったことは否めないな(笑)。今日もごちそうさま。
- 出版社/メーカー: 東洋水産
- 発売日: 2015/09/21
- メディア: 食品&飲料
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