おお!これは珍しくもあの田中商店のカップ麺です。一時期、東京に再上京したての頃、豚骨ラーメンにはまって、足立区の六町まで仕事帰りに超遠回りで伺ってのを今でも覚えています。東京にて、博多とんこつをドドン!と提供し続けている店です。今では都内にも支店が増えており、信頼感が広がっているようなイメージですね。
しかしながら「旨辛」の一杯は私まだ食したことがなく、このメニュー構成は個人的には少し違和感が伴います。まずは蓋を開けてみると・・・なんとまだ乾燥状態の粉々なのに、あの博多とんこつらしい、「旨臭」な香りが漂ってきたか?と言うイメージ。しかし何となく唐辛子成分が混じり、オレンジ色っぽいスープ感です。比較的大き目の謎肉が、肉団子感を演出しているようです。
そして後入れの香味油。全く予想がつきません。ともあれ後のお楽しみ。
今回は嬉しいことに、お湯を注いで2分で出来上がりという短時間です。細麺仕立てだからそうなるのでしょうね。ともあれそれだけ汁吸って伸びやすいということですから、少し早めに蓋をあけることとしました。それはこんな麺顔。
うわー、想像以上に、濃厚とんこつのコテコテ感が強く、軽く泡立ちすら覚えます。またあちこちに唐辛子のかけらが飛び散り、それなりに辛そう。しかしそれよりも、やはり博多とんこつの店監修だけあって、湯気に立ち昇る微妙な、とんこつ系ならではの旨臭が広がるイメージ。
仕上げに香味油をちぎり入れると、それは特製辣油だったみたい。なるほど・・・この香味油だけで一気に、通常の博多とんこつイメージが消し飛びますな。それでは気合を入れて実食といきましょう!。
まずスープですが、辛味を粉末にも液体にも溶かし込んだものの、やはりしっかり豚骨旨味がメイン。指定のお湯量を守ったものの、淡くドロドロとした雰囲気があり、濃厚とより感じさせます。恐らくゼラチンの加減だとは思うのですが、それでも本物を意識させずには入られません。また泡立ちがいつまでも続き、それは舌にいつまでも絡みつくかのような錯覚で、なかなか楽しめる。辛いのだけど、豚骨食ってる充実感があって、いつまでも舌で楽しんでいたい一方で、辛味が増す。
2分のインスタント麺ですから、非常にライトな食べ心地。早く仕上げるために表面積を稼ぐためか、やや平らかな形状をしつつ、うねうねと捩れ縮れます。本当にスパスパと抵抗なくちぎれ潰れるので、ここはカップ麺らしき部分かな・・・本物とは比べたくない宿命でしょう。また謎肉が想定外に良いね。粒が大きいので、中までしっかりと熱が通るとフカフカな歯ごたえがして、割と本物思考にさせます。割とスパイスは控えめだが、スープが辛いのでいい調和がとれております。
うん!これは良いカップ麺ではないか!。思わず2つ、追加購入していつものコンビニを後にしました。そういえば最近、このブランドとはすっかりとご無沙汰。そろそろ、秋葉原か、最近できた九段下あたりに出没せねばなりませんかな。ともあれ今日も気楽に、そして本格的に楽しませてくれた、東洋水産さんにはとても感謝!。そして今日も本当にごちそうさまでした!