もはや名古屋名物じゃなく全国区!「台湾ラーメン」
私が「台湾ラーメン」を強く認識したのは、関西転勤時代。もう約10年前に大阪府箕面市まで食いに出かけたのがとても懐かしい・・・。それまで食ってきたラーメンとは全く別の味展開で驚いた。それが今東京に限らずなのか大手メーカーのカップ麺化ですよ。本当にたかがラーメン、されどラーメン。まだまだ地方に埋もれているご当地ラーメンも、10年後には全国区になる可能性を秘めております。
さて「味仙」さん。実はまだ実物は未食です。新宿と新橋に支店ができたとの情報は掴んでいるんですが、あれこれと宿題ラーメンが残っておりますので・・・。近いうちにどっちか訪問してみるつもりです。
今回のカップ麺は、ハイエンドクラスの278円(税込)タイプ。ゆったりと丼型したカップで、こういう場合は、麺がノンフライかトッピングとスープが凝っているはず。どちらかとワクワクしながら上蓋をめくると、前者でした。
小袋が2つある中の一つは「かやく」で、それを千切って早速麺の上に振りかけてみる。おお!ニラの青さが眩しい!。そしてゴロゴロと挽肉が転がり、スープも固形化してますねー。唐辛子の赤は妙に悪魔的な魅力を感じます。
ノンフライ麺は、熱湯注いでから待つのが長いんだよなー。と言いつつ、仕事のメールが気になって処理してたら、5分なんかあっという間ですよ。完成間近の麺顔はこんな感じ。かなりこのままでも本格的じゃないですか!。
ニラと挽肉・・・・そして辣油とニンニク!
残る後入れ液体スープ。袋を「もみほぐして」とあります。こだわり感じますねー・・・。
開発者の仰せの通りに従って、袋を千切って丼へと投入をいたします。それがこんな感じでタレ感の強さを感じます。
箸で攪拌するとこれが本当の完成した姿。おおお!結構本格的な感じです。
辣油と唐辛子の赤が強い。味わうと確かに辛さが効くねぇー。辣油はスープペイストとよく絡んでいるためか、味わいを感じる辛さ。それに対して唐辛子は唯我独尊のように辛さだけが染み渡ります。全体としては調和しているんですが、ダブル辛さで全体の味構成が決まっている感じ。
それをベースとしながらも、動物系スープの旨味が染み渡ります。結構あっさりした清湯スープがベースとなっており、実は上品さが伺える下地あり。そこをニラの風味が染まり、独特の台湾ラーメンの世界が広がります。どちらかというと「やみつき系」な味わい。カップ麺化しやすい系統かもと感じる次第。
パンチある清湯スープだからこそストレート細麺があう!
生麺風な再現力。麺に少し透明感すら覚える見栄えですし、もちもちした感触が引き締まったようで、これが旨い。パンチある清湯スープだから、麺がしっかりとしてないといけないよね。それにスッキリ系だから細麺のフィーリングが非常に合います。
挽肉やニラが絡まりやすいのでこれも重宝。カップ麺はレンゲがないから、トッピングと絡ませて食うのがいつも苦労するんです。そんな気苦労が今回は低くてとても楽しめて嬉しい!。
インスタントとは思えぬ挽肉の旨さ!
乾燥挽肉をなめてはいけませんな・・・・湯戻しとは言え、ふかふかな歯ごたえ。ここから出汁が出ているのでは?と思うほどナチュラルさがいい感じです。逆にスープを吸い込んでいる節があり、これをいちいち奥歯で噛み潰しては味わう楽しさがたまらん。進化ですよ進化!
そんな感じで一気に食い尽くす!。比較的ライトなカップ麺でしたから短時間で完食です。これはお夜食的にもいいね!。2つばかり追加購入してオフィスにストックさせていただきました。ラーメンヲタクの端くれとしては、いつか行きたい味仙本店。名古屋は出張で何度も通過してたんですが・・・なぜ一度でも途中下車しなかったのか、今となっては勿体無い。しばらくは、東京の支店で楽しませていただきましょう。今回もごちそうさま。そして、日清食品さんありがとさんです!また名店監修企画のカップを心待ちにします!