- 本当に鶏の旨味と牛蒡の風味!そして醤油の円やかさ極まりを感じるのだ!
- レギュラークラスのカップ麺で・・・生麺感覚の再現力が素晴らしい!
- 鶏つくねがインスタント湯戻しとは思えぬ!ふわふわ質感が泣けるぜ・・・
どのセブンイレブンに入っても、インスタントラーメンコーナーに山積みされてるカップ麺。さすがセブンイレブンともなると、力の入れようが違うのか、宣伝用のポップも賑やかです。そうなると天邪鬼なオレとしては、逆に敬遠しがちになってしまう。それに一風堂とくればメジャーなブランド過ぎて、だいたい味が予想できてしまうしね・・・。だから多分食わないと思ってたんだが、ちょっと事情があって飯を食いそびれて、手にとってしまいました。
「麺翁百福亭」。本当に実在したんですね。てっきりイメージだけのキャンペーンかと思ってたのが間違い。一風堂の河原店主が、百福氏に敬意とオマージュを重ねた店の再現カップ麺だと知り、これは食わねばと思い直して購入した次第です。
完全になめてたのを反省してしまう。上蓋を開けた瞬間から、ちょっと質感の違うカップ麺だとわかる。乾燥カヤクが実に大きく質感あり。そして麺は・・・フリーズドライのような雰囲気。スープは一つだけ後入れ袋があるだけで、基本的に粉末がすでに投入済み。
本当に鶏の旨味と牛蒡の風味!そして醤油の円やかさ極まりを感じるのだ!
熱湯注いで5分待ちのタイプ。この「5分待ち」であまりハズしたことありません。税込216円のカップ麺としては質感がここまでの中ではトップクラスかもしれません。5分待った直後の姿はこんな感じ。
おおお!ちょっといつも食ってる奴と雰囲気が違う・・・完成度すら感じます。乾燥粉末の湯戻しスープにしてはオイリーな雰囲気すら全体にあり、しかも香りが高い。何だろう・・・醤油の円やかな甘味がすでに香りだけでわかる。
そして「後入れの香味油」を入れる。どうもこれが焦がしの部分にあたる香味みたいだね。
はっきり言ってこれはうまい。カップ麺とは言え、鴨南蛮に近い動物系の濃密さだわ。決してお湯をケチったわけではない。なのに鶏のエキスが充満しているし、それに結びつく醤油の塩気が円やかに砥がれる感じ。
このまま和蕎麦をつけて食っても成立するんじゃなかろうか。サブタイトル「鶏の旨味とごぼう香る」にぴったりの味風景ですよ!これは当たりのカップ麺!!。汁をゴクゴクと飲んでしまう。思わず麺を忘れそうになる程に・・・。
レギュラークラスのカップ麺で・・・生麺感覚の再現力が素晴らしい!
我に返って麺をリフトして食らおうとしますが・・・なんと多加水麺のように艶やかです。5分前少し前まではカピカピだった物質とは思えぬ光沢感ですやん!。見栄えだけか???と邪推しながらゆっくりと啜り出しました。するとその啜りの感触はチュルチュルーーーーっと、生麺のように滑り込んでくるじゃないか!。
うめ!っと心で叫んで奥歯で噛み締めて続きを味わいますが・・・・妙に味が染みているじゃないか!。なんだと!!これだけの短時間に汁を吸い込んだと言うのか!?。マジで麺が出汁吸い込んだみたいに美味いのだが、頭の中がパニック。こんなのを全国区のセブンイレブンで、リーズナブルプライスで大量販売し続けたら、ちょっとインスタント業界インパクト出やしないか?と心配になるくらいです。
鶏つくねがインスタント湯戻しとは思えぬ!ふわふわ質感が泣けるぜ・・・
おいおいちょっと待ってくれ・・・。トッピングの鶏つくねまでもが、再現力スゲーじゃないか。無意識でバクバク食ってたら、気がつくともう残りが少なくなってしまってた。慌てて最後のつくねをピックアップ!。これがフワフワ感が絶妙で、噛んで解れさせると挽肉感すら芽生えてくるゴールドエクスペリエンス!。
ちょっと今回は舐めてた反省と反動・・・・そして素直に旨かった感動で、いつも以上に乱文にて悪しからず。これはダース購入決定の一杯。あんまりセブンイレブン好きじゃないんだけど、今回は頭を下げる思いで・・・・ごちそうさまでした。これからも業界の支配力生かして、とんでもない商品開発を期待しております。そして日清食品さんにも感謝。業界第一人者としての貫禄を見せつけられましたよ。「安くて旨い!」ってシンプルなようで奥が深いっすね・・・。