カップ麺食ってしのぎます

本物をリスペクトしたカップ麺を主に追い求めてます! 商品開発に携わる方の熱意に敬愛以上のものを感じてます!

【今週のカップ麺54】 新華園本店 釜石ラーメン(明星食品)

 聞きなれないお店ですが、岩手釜石では有名なお店だとのこと。3.11が近づいているこの頃、復興支援の現状を伝える報道も増えていますが、こうやってコラボ麺で応援するというのもあるのでしすね。売上高の一部は支援に役立てられるとのことですので、何時もより、食って意味があるのだと思い知り味わう次第です。パッケージはこんな感じ。今の店主は二代目とのことですから、かなり歴史あるお店だとういこともうかがい知れますね。

 

 蓋をはがすと麺は細麺!ノンフライ麺で4分茹で置きとのこと。この10年でインスタント麺の製法が格段に進歩してきたと思えますが、明星食品さんご自慢の「スーパーノンフライ製法」とのこと。期待が高まります。

 

 尚、麺の他には、袋が3つ。スープが「粉」と「液体」に分かれます。そしてカヤク。粉とカヤクを先入れして、熱湯を注ぐ。

 

 食べる直前に液体のタレを投入して出来上がり。これが完成型! 琥珀色に輝く清湯醤油スープがとても美しく、見た目もグッドですね〜。

 

 さて味わいですが、淡麗系のあっさりタイプだと思いきや、あっさりしてはいるものの、魚介と豚肉鶏ガラの煮出汁を意識させた円やかの仕上がり具合になっております。特に甘味が印象的で、醤油カエシのパンチは薄め。甘さは魚介オンリーというわけでもなく、シイタケ系統の出汁が深いと思わせるような甘味です。なのでスパイス感など多少あってもまろやかにまとめ上げてしまうという感覚。きっちり分量を量ってお湯を入れたのだが、淡麗どころか、しっかりした円やかさが出ていました。

 

 そして麺が細麺でいいですね〜。こういう極細っぽい麺は、清湯系のあっさりスープにはとても合います。泳がせる感覚で箸でリフトし、スープもろともすすり上げるという楽しみが際立ちます。それに、クツクツっとした固さも楽しめるタイプで、熱ダレがしにくいひょうなニュアンスもあり。細麺でも4分茹で上げという少し長い目の設定であるのがうなずける、麺の密度感でした。

 

 最後に、カヤク。チャーシューは乾燥肉の湯戻しでありますが、きっちりとロース肉状の整形が施されてあります。しっかりとお湯で戻すとそれなりに薄い肉味が楽しめるタイプで、多くを求めないなら納得範囲内のカヤクかと・・・・。あとは、ネギとメンマは乾燥タイプのよくあるそれでして、いつものように馴染みつつ食しました。

 

 3.11がまたやってくるのですね。いつまでも忘れないで、しかも前向きにとらえて頑張れるような仕組みや関わり合いを今後も期待です。今日もごちそうさま。