- いつかは行きたい「琴平荘」
- 確かな落ち着き感じる昔ながらのスープ感!鶏&魚介出汁に芳醇な醤油の輪郭!
- 馴染みの風合いといい・・・生麺感覚のノンフライ麺が素晴らしい!
- 焼き海苔が何気に嬉しい!乾燥チャーシューはダブル!おまけ?
またもや・・・コンビニで新商品のカップ麺を発見!。速攻に店内のイートインコーナーで実食の上、職場の夜食や非常食用に3つほど追加でストック買いをしてしまった。それは「琴平荘」の中華そば!。地方のラーメン王国と言えば新潟県が私のイメージなんですが、山形県にも冷ったいラーメンで有名な鶏そばや、辛味噌系、酒田系など・・・色々と郷土色豊か。東京にも近年進出しているのが肌感覚でわかります。そんな中、「琴平荘」の中華そばだけは、東京出店はおそらくずっとないでしょうね・・・。
いつかは行きたい「琴平荘」
夏は旅館、冬はラーメンというちょっと異色な経営スタイル。つまり期間限定なんですよね。いつも満席当たり前という人気ぶりらしくて、山形県鶴岡市の名物になっていると言っても過言ではありますまい。この一番の特徴「期間限定 10月1日〜5月31日」というポイントもちゃんとカップ上蓋に印刷されております。ラーメンマニア以外の一般方からすると、なんのこっちゃ?このカップ麺の販売期間のことか?と勘違いする方も、きっとおられることでしょう。実は・・私、東京都近郊は割と精力的にラーメン活動しておりますが、東北エリアとなると全くのど素人。いつかは行きたいと切に願っておりますが・・・当面難しい。定年になったらゆっくり訪問しようかしらと、マジで考えたりしています。
上蓋をめくると出てくるのは小袋3つ。液体の後入れスープと、焼き海苔と、見飽きた感すら覚える乾燥したかやく。
そしてノンフライの麺。熱湯入れて5分待ちのタイプ。太い麺じゃなくても5分もかかるところが・・・ちょっとこのカップ麺のポイントかもしれません。茹で上げ状態まで時間がかかるということは、本格的に仕上がるという期待と正比例!。
確かな落ち着き感じる昔ながらのスープ感!鶏&魚介出汁に芳醇な醤油の輪郭!
きっちり5分計った後の茹であがりはこんな感じ。麺がお風呂にまだ浸かっているような、のどかな麺顔ですな。
ここに後入れの液体スープを投入します。スープはこの小袋に入ったものたったひとつ。これで全ての味を一回に決めてしまうということになってます。税込278円もするハイランクカップ麺としては、珍しいタイプかも。
これをゆっくりかき回して、最後に「焼き海苔」を添えると完成!。実物はまだ拝んだことがありませんが、なんだか急に本格的になってきた!
スープは見るからに昔ながらの中華そば感覚。レトロとか、ノスタルジックなど思えてしまいます。まずはこれをゆっくりと味わいますが・・・これが「優しくて沁み入る!」。そして初体験なのに懐かしさを感じるー。極めてベーシックな「鶏ガラ醤油」感覚。ややライトな風合いこそ「さっぱり系」のラーメンという感じで、熱いスープでもゴクゴクと飲み干せてしまいたくなる。醤油も塩気を感じさせず。塩気を探してみようとすると、どうしても穏やかな鶏ガラの旨味にぶつかってしまう。また甘みも感じられますが、これは魚介の風味ですね。とても上品に感じるように仕上がってます。冒頭は鶏ガラ系の味わいと感じましたが、後半以降はゆったりと魚介の味わいがイメージを占めてきます。
馴染みの風合いといい・・・生麺感覚のノンフライ麺が素晴らしい!
おおお!こういうことか!!5分待った甲斐がありました。乾燥麺のはずが・・・なんとみずみずしくもモチモチした歯ごたえなのだ!。風合いといい、馴染み方といい、これは生感覚をちゃんと表現しているじゃないですか!。さすがハイランクカップ麺。コストのかけ方を感じました。どこまでもチュルチュルとすすり上がる滑らかさ。奥歯で噛み潰すクチリとした感覚。後から感じるスープとの一体化する旨味。嗚呼、生麺感覚のノンフライ麺が素晴らしい!。
焼き海苔が何気に嬉しい!乾燥チャーシューはダブル!おまけ?
具材はもうこれまで、幾度となく出会っては食い尽くした、あのまん丸な乾燥肉。ペラいけど・・・湯戻しするとちゃんとチャーシュー感覚ありますよ。また今回だけ偶然なのか、いやはやそれが基準なのか、乾燥肉が少しイメージよりも分厚いなと思ってたら、二枚重なってました。ラッキーと喜んでいいのかは不明。
こんな感じでかなり楽しめた一杯!。琴平荘への憧れを思う身としては、かなりありがたい企画のカップ麺で、よくぞ東洋食品さん、実現してくれました!とお礼を言いたいくらい。しかし一方で罪作り。ますます、琴平荘への思いが強くなってしまい、悶絶するばかりではないか・・・。ともあれ、ごちそうさまでした!。そしてありがとうございました、マルちゃんシリーズ!。