ジャンキーな有名ブランドが繰りなすジャンキーなカップ麺!
ただでさえカップ麺は、食べ物的にはジャンキーな扱い方をされているのに、ジャンキーな一杯をジャンキーに再現しようという企画。これは乗っかるしかないでしょ!ということで、早速購入し実食してみました。オフィスの近くのコンビニではすぐに売り切れたので、ちょっと探すの苦労したかもです。流石にこれはストック買いはやめときました〜・・・強烈に辛そうなので、そんなんばっかり食えんかと。
上蓋をめくると、ごそごそと小袋が3つ出てきた。粉末も液体も後入れタイプ。税込248円のハイエンドカップ麺だと、スープも分包でこだわりを見せるの多いね。そして・・・『千里眼』といえば、辛い揚げ玉・・・通称「辛アゲ」です。初めて駒場東大前の店を訪問した時は、ベタな話ですが鶏の「唐揚げ」と勘違いしておりました(ホント田舎モン)。
そして麺にはすでに乾燥野菜が降りかかってて、また何よりも麺の極太ぶりが素晴らしいと思われます。これだけ太いとやっぱり「熱湯5分」タイプですよね。じっと我慢の子であります。
辛辛辛辛辛・・・「辛」が5つの意味が分かったようで分からん!?
とりあえず茹で上がりの麺顔はこんな感じ。もうお湯を吸い込みきっている太麺のニュアンスがありありで、すでに迫力すら覚えますよ。これは実に旨そう。期待が高まる。
ここにまず粉末スープを投入。一気にオレンジ色に染まろうとしています。豚骨スープにカプサイシンがガッツリ入り込んでる感じですね。なんとなくここにガーリックパウダーの雰囲気もあって、辛さと辛さの共演が今始まろうとしている感じです。
続いて液体スープを投入。はっきり言って辣油と思いましたが、ねっとりとした味噌の様な醤の様なものも同時に捻り入れます。
そして辛アゲをトッピングして出来上がりです。完成形はこんな感じ。
まずはスープから!ゴクゴクと勢いこんで啜ると速攻でむせました(爆)。すげー辛い!辛いけどすげーウメェー。だけど辛い辛い辛い・・・涙。全部飲み干すとなんだか健康に悪そう??。ところでなんでこんなに辛いのか。「辛辛辛辛辛」の5辛は単なるレベル表記だったのか??。
私なりにこの「辛」を5つ並べた意味を考えてみました。
辛①唐辛子(粉末)
辛②辣油(液体)
辛③辛アゲ(個体)
辛④ニンニク(粉末)
辛⑤豆板醤(液体)
⑤が怪しい感じですが、ちゃんとこんなコンセプトで企画されたとしたら面白いなと感じただけぇ〜。
さすがもっちり極太麺!これは食べ応え充分なのだ!
麺がフツーに旨いから驚いた。明るいモチモチ感がしっかりと再現されているし、汁の吸い込みもあってちゃんと本物してましたよ。そして少しボコボコとしたフォルムが印象的で、辛アゲ玉をよく引っ掛けてくれるから、噛むときが楽しい。
この感覚なら、もっといろんなバージョンで楽しめそう。汁なし系はもちろんのこと、カップ麺でつけ麺なんてのも、この麺なら可能なんじゃないだろうか。質感をすごく認めます。
ヤサイより、ほぼ辛アゲがメインの具材となっておってオモローなのだ!
唯一、肩透かし感があるとしたら・・・トッピング感覚かな。ヤサイはほとんど麺の隙間に埋もれただけでなく、辛アゲ玉のインパクトに隠れてしまった様な気がしないでもない。最後にスープの底にごそっと沈んでたのを、塊をサルベージして一つ一つ食い切った感じです。
なかなかジャンキーさを堪能できて、そういう意味ではなかなかの一杯。最近のカップ麺はすっかり「激辛系」が幅をきかせる様になってきたけど、そんな競合が多い中でも、この辛さと味わいで存在感は大きいと思いますよ。またこんなJ系スピリッツなるカップ麺を期待したいところです。明星食品さんの挑戦には脱帽と感謝!。そして今日もごちそうさまでした!